2009年06月16日

北大路欣也の出演ドラマ『華麗なる一族』



『華麗なる一族』は1970年から1972年まで『週刊新潮』で連載され、1973年に新潮社から出版された山崎豊子の小説です。1974年に山本薩夫監督の映画版(キネマ旬報ベストテン第3位)が公開され、同年にテレビドラマも制作されました。

そして、2007年、木村拓哉主演によるリメイクが放送を開始。当初、現代的なイメージが強い彼と作風のギャップに不安がよぎりましたが、終わってみれば問題はありませんでした。その最大の要因は、万俵財閥グループのトップ、万俵大介を演じた北大路欣也(映画版にも出演)の圧倒的な存在感に支えられた結果であったと考えられます。

木村拓哉は長男の鉄平役。父・大介は鉄平が祖父・敬介 と容貌が似ていること、血液型(ラストの重要な部分)から、祖父の子であることを疑います。これがすべての悲劇のもとになっている背景です。

物語は鉄平が専務を務める阪神特殊製鋼の盛衰、大介が頭取を務める阪神銀行と日銀の天下り機関であった三雲祥一(柳葉敏郎)が頭取を務める大同銀行との合併(小が大を食う)を中心に展開していきます。

そして、迎える万俵家(華麗なる一族)、最大の悲劇。その後、物語は静かにフェードアウトしていくと思いきや、最後にこれから起こるさらなる悲劇を暗示して幕を閉じます。

正直者が馬鹿を見るのが普通の社会。しかし、理念がない会社(人間)に繁栄はありません。

北大路欣也の重厚感溢れる演技は必見。親子の愛憎劇がドラマチックに描かれた感動の大作です。

おすすめ度:★★★★★

(関連記事)
唐沢寿明の出演ドラマ『不毛地帯』
北大路欣也の出演ドラマ『落日燃ゆ』
唐沢寿明の出演ドラマ『白い巨塔』
posted by たくぞー at 09:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 俳優 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。